東北・雄勝へ行ってきました(2)

さて、今日はボランティア二日目です。
薄いマットレスの上に寝袋使用しての雑魚寝でしたがちゃんと寝られました。
(てか私は野宿するつもりで行ったのできちんと屋内で寝させて貰えて
感動すら覚えました....笑)

7:00起床。
みんな自主的にぞろぞろと。
身支度を済ませ、部屋の掃除と片付けをし、コンビニで朝ごはんを買い、
車の中で食べます。

車で庁舎の倉庫に向かう途中、奇麗な自然の中にぽつぽつと現れる崩れかけの建物。
このあたりは川の水が氾濫し、被害が出たそう。
みんな黙って窓の外を見つめます。

崩れかけた建物。

庁舎の目の前のガソリンスタンド。

9:00〜庁舎の倉庫到着
倉庫に着くと、ちづるさんがいました。
この日も昨日とほぼ同じ作業。
向かう仮設住宅の場所は違えど、今日も冬物衣料を中心にフリマを行います。

衣服の詰まった段ボールをそれぞれ三か所の仮設住宅へ行く車に積み込みます。

みんなテキパキして作業が速い!

それから昨日決めたメンバーと、NPO法人ボランティア団体「ハンズオン東京」
方々と合流し、車に乗り仮設住宅へ向かいます。
ハンズオン東京は外国の方を含むボランティア団体。
日本語が危うい方もいるかもと聞いていたのですが、
今回チームを組んだ方はみんな長く日本に住んでいて言葉に問題ない方ばかりでした。
(ちなみにハンズオンからは日本人2人、アメリカ人2人のチームでした)

そして仮設住宅の集会所のようなところに着いて段ボールを運び出してからは
急いで服を並べる作業開始!
昨日のように、男性、女性とエリアをざっくりと分けて服を並べます。

10:00〜フリマ開始。
昨日より沢山の方々が来てくれました。

需要が高いと感じたのは下着やバスタオル等。
あと一度若い女性に「タイツありませんか?」と聞かれました。
残念ながら持ってきた中にタイツなどはなく...。ああ...持ってくればよかった。
あとはステテコ?みたいのも欲しいって方いたな。

11:00〜
これくらいには大体人の波もひき、ぱらぱらと見ている人がいる位に。
すると残った大量の衣服をおばちゃんたちが畳んでくれてるではありませんかー!
なんて女性って....細やかな心遣いに感動しました!
乱れた衣服を畳んで箱にいれる作業もなかなか大変なので、本当に助かります。
優しいな。嬉しいな。

片付け始め。

滞りなく片付けは済み、空箱は潰し持ち帰り、集会所の現状復帰をして、
仮設住宅を後にしました。みんなでやると早いね。

この日は夏かと思う位の快晴!
でも空は秋らしく澄み切ったすごく気持ちのいい日でした。

車で庁舎への道を走りながら、緑がまぶしい森林を眺めます。
緑の木にまじって赤く変色した木が目立ちます....
海水がきたところ、または根っこが海水に浸食されてしまった部分が
変色してしまうそうです。

変色した森林。

今回参加したボランティアはいつもより移動が多かったらしいのですが、
どこに行っても水の音がし、川と海と緑に囲まれたこんな奇麗な場所で
津波が起こったなんてにわかに信じられません。
あまりにも奇麗な風景との間にギャップがありすぎます。....

戻ると地元の団体の方とお話することが出来ました。

津波に飲み込まれた庁舎付近は元々は民家がびっしりと建っていたこと。
それらはすべて流されて、夏を越えた今は雑草が生い茂り
前とは違う風景になっていること。

庁舎の前。ぼっきりと折れた電信柱。最初電信柱だと気付かなかった....。

元々は民家が立ち並んでいた場所。今は雑草が生い茂っています。

それから私たちは町を少し歩くことに。

地元の方が
「震災直後に興味本位で写真を撮りに来る人もいたから、
地元の人じゃないってわかったら注意されるかもしれない。
だから一応周りに気をつけて。
一緒に行ってあげられたらいいんだけど...。
...でもしっかり写真を撮って、雄勝の現実を周りに伝えてください。
と言ってくれました。

そこで大型バスに乗り込み関東に帰るハンズオンのメンバーを見送り、
私たちは庁舎から車で五分の被害を受けた公民館に行くことに。
ニュースでも見た方は多いと思います。

建物の上にバスが乗ってしまった信じられない状況。

降ろそうにも、降ろせる高さのクレーンが無いそうです。

校庭に落ちていたボール。

足元には壊れた硯が。

まだまだ片付かない瓦礫の山。

ぐしゃぐしゃの校庭。

ここは庁舎近くの郵便局。
めちゃくちゃに潰されてしまった看板が波の衝撃の強さを物語ります。

殆どのガラスが持っていかれた郵便局の建物。

地震と津波が起きて半年、実際はまだまだ瓦礫の山は片付いていません。
あの山からさらに仕分け作業をするとか。
何ヶ月かかるんだろう??

関東にいると日々に飲みこまれ、忘れてしまう現実。
しっかりと目に焼き付けないといけないと思いました。

一番怖いのは忘れること。
自分の為にも、忘れない為にもここにまた必ず来よう。

手を合わせ、その場を後にしました。

庁舎に戻ってからお弁当を頂き、
それからちょっと急ぎ足で関東へ戻る帰路についたのでした。

昼過ぎ(13:30?)〜
雄勝出発。

22:00〜
途中パーキングエリアで夕飯など食べつつ関東着。
あ、そういえば関東に近づいたあたりで花火が見られました...!
今年花火が見られなかったので嬉しかったです。どこの花火だったのかなー。

さて、ボランティアを終えて...簡単な感想。

ほんとにあっという間の二日間でした。

実際行ってみて、自分の目で見て、
やはり「まだまだやるべき作業が沢山ある」ことを実感しました。
まだまだ何も終わってないし、一人でも多くの人手が必要だということ。
当たり前なんだけど、
一番必要なのは、結局最後にものを言うのは人手だというのも。

ゆっくり出来ることから、こなしていくしかないです。

まだ一回目だったのでわからないことだらけでしたが、
行ってしまえば(もちろん基本的な装備は必要、自主的な行動を求められるものの)
周りのメンバーのサポートもあり、なんとかなるので
ボランティアに行くのを躊躇している方は思い切って行って欲しいと思います。
もちろん私も二度目行きます。

ちょっと趣旨がずれてしまうので書いていませんが、
今回の体験が忘れられないものになったのは一緒に作業してくれた
メンバー11人のおかげだと思っています。
(もちろん地元の方々やコーディネーターちづるさんやハンズオンの方々も!)

みんなそれぞれ個性があって、明るくて礼儀正しくて、
自分の夢をはっきり口に出せるすばらしい若者たちでした。
一緒にいるのが楽しくて、貴重な貴重な、濃い内容の二日間になりました。

初めて出会う人同士(でない人もいるけど)で作業するので、
最低限のルールというか礼儀みたいなものを身につけていないと
いざこざも起こりがちですが、みんなしっかりした価値観の子ばかりだったので
最後まで気持ちよく、トラブルもなく無事に作業を終えられたんだと思いました。

それにしてもみんな手放しで一人ずつほめちぎれるようないい子たちばっかり...
一人一人のプレゼンしたいよ(笑)

今回の部隊長のくにかずさん曰く、
ほんとにLOMのメンバーはいい子ばっかりだそう。
初めて来る人にも、また来たい、と思ってもらえれば。と話していました。
たしかに二度と来たくないと思ってしまったら次につながらないですからね。
次につなげることは復興にもつながると思います。
大事なのは、続けること。

中央のまゆちゃんが誕生日でした。ちょこっとだけお祝い。わーい。
まゆちゃんおめでとう!

絶対またみんなで会いましょう!

そして東北、また必ず行きます。
LOMのみんな、お疲れ様でした。ありがとうございました。

以下、リンク貼っておきます。

定期的にボランティアメンバーを募っています。

少しだけ関わりのあったハンズオンの方々。
こちらでもボランティアメンバーを募っています。


コメント
4月初旬に雄勝担当で毎日ボラセンから食料や衣類を運んでいました。半年以上経ってもあまり変わっていない風景にショック、、、。upありがとうございます。
  • まぃ
  • 2011/10/28 12:44 PM
コメントありがとうございます!
半年経ってもこんな感じなのですね><
まだまだ沢山やることがありますね...
引き続きボランティアに行こうと思います!

見てくださってありがとうございました!
  • ウチヤマヒロミ
  • 2011/10/31 1:38 PM
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